地質名所

才人滝

漢灘江(ハンタンガン)第一の名所才人滝

キョンギド ヨンチョングン ヨンチョヌブ コムンリ 山21

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在仁滝は漢灘江で最も美しく素晴らしい景観を誇っており,昔から名勝地として広く知られている。 才人滝は北にある地藏峰から流れてきた小さな河川が高さ約18mに達する玄武岩柱状節理の絶壁に降り注ぐのがまさに壮観だ。
また、才人滝周辺には天然記念物の川魚オルムチ(第238号)と絶滅危機種であるピンクフシグロなどの生息地としても知られており、滝の名前と関連された美しい恋物語も伝えてきている。

才人滝では様々な玄武岩の特徴が観察できるが,代表的な柱状節理をはじめとし,下食洞窟やポートホール,ガスチューブなどが見られる。 高さ約18mに達する滝は継続して滝の下を浸蝕させて水深5mに達するポットホールを作った。 ポートホールとは,河川で岩石の凹みや割れたところに渦流が発生し,深い穴ができたことをいう。

  • 河蝕洞窟,ポートホール
  • ガスチューブ
在人滝はどのようにして作られたのか。

漢灘江に沿って流れていた溶岩は,小さな河川に出会うと河川を遡る逆流現象が見られるが,漣川の遮炭川と臨津江などが代表的に溶岩が逆流して作られた玄武岩地域である。 新生代第4基に今の江原道平康郡にある680mの高地とアヒル産で噴出した溶岩が昔の漢灘江(ハンタンガン)に沿って流れ、以後定着した玄武岩の上に地藏峰渓谷に沿って流れていた渓谷の水が長年経つにつれ、岩石を浸食させ、これの才人滝を作った。
溶岩は大きく50万年前から12万年前までに大きく3回にわたって流れたものと才人滝では大きく3枚の玄武岩の層を確認することができる。 下ってくる渓谷の水が玄武岩を渓谷の浸蝕させ,未来には漢灘江(ハンタンガン)とさらに遠ざかり,滝は後退するだろう。 才人滝をはじめ漢灘江一帯に位置する鳩嚢滝と直湯滝は,すべてこのような頭部侵蝕によって作られた滝である。

※ 頭部侵蝕
河川侵蝕形態の一つとして,河川が上流に侵蝕し,その長さを増加していく現象をいう。 地盤が隆起したり海水面が下降すると河川の侵蝕力が復活し,下方針式を活発にするが,その侵蝕は基準面(base level)から上流側に向かって進められる。 河川に発達した滝が上流に徐々にその位置を変動させるのは,頭部侵蝕の典型的な例である。

才人滝の伝説

才人滝には二つの伝説が伝えられている。 昔,才人滝の近くの村に錦糸の良さとうわさされた芸人夫婦が住んでいた。ある日,綱渡りをする夫と美しい妻に青天の霹靂ような消息があった。郡守が,才人滝で"綱渡りをしろ"と命じたのだった。それは広大(こうだい)の妻に悪感情を抱いた郡守の計略だった。綱渡りをしていた夫は,"が列を切ってしまい,滝の下に転落して息を引き取った。 郡守のおとぎにだされった妻は郡守の鼻を嚙んだあと自決する。その後,人々はこの村を鼻で嚙んだ人が住む村だとして"コムンリ"と呼ばれるようになり,現在,才人滝の村,コムンリという名で名付けられた。

文献で伝えられる話は伝説とはまた違う。滝の下で遊びながら自分の才能を誇っていた才人が人々と賭けをした。才人が"両岸の崖の一線を縛って,私がうまく歩ける"といって人々は信じられないと言って自分の妻を賭けをした。才人は格好良く綱渡りをし,妻を奪われそうな人たちは恐怖を感じるや線を切ってしまった.そしてジェーンは下に落ちて死んでしまった。 その後,この滝を"才人滝"と呼ぶようになったという。このように才人滝は,美しい風景とともに芸人の才人に係わる美しくて悲しい伝説が伝えられている。

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